アクセス解析の利用目的
サイトに訪れるユーザーの行動をより詳しくデータとして可視化することで、問題点の発見や改善点の指標にしていくことができます。また、お問い合わせや資料請求、商品の予約や購入など、ユーザーに行って欲しい目標(コンバージョン)を設定することで、その数字を増やすために試行錯誤するために主に使用します。
アクセス解析の種類について
大きく分類すると下記の3種類に分類することができ、アクセス解析ツールの基本的な部分である解析データの取得方法に大きな違いがあります。
- サーバログ取得タイプ
実際にユーザーが訪れた際に、Webサーバーに記録するアクセスログファイルを解析データとして解析・集計・表示するようなものを言います。 - Webビーコンタイプ(タグ型)
htmlに専用のスクリプトなどを設置して、アクセスされた際のデータを専用のサーバなどに送信し、解析を行う方法のことを言います。 - パケットキャプチャリングタイプ
上記2つと違い、サーバ間を流れるトラフィックを直接監視して、そのデータを解析する仕組みです。
さらにサーバに直接インストールするものや、ASPのような形で提供されるものに分かれていき、最近ではAI(人工知能)を活用して、解析を行うワクワクするようなサービスも出てきています。
Google Analytics
弊社では特にご指定の無い場合、GoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)をご提案させていただいています。上記で言う2のWebビーコンタイプに該当し、基本的なアクセス情報として以下のものを解析結果として表示することができます。
- 訪問者数
- 閲覧ページ数
- 滞在時間・訪問回数・訪問頻度
- 訪問者のサイト内移動経路
- 訪問者の検索キーワード
- 訪問者の来訪前経由サイト
- 訪問者の最初に開いたページと最後に開いたページ
- 訪問者の使用PC等の画面解像度、ブラウザの種類、回線の種類、プロバイダ、アクセスしてきた国・地域
- 広告クリック数と収益
おわかりかと思いますが、Googleアナリティクスとは、Googleが提供するアクセス解析ツールです。
有料版もありますが、1,000万PVまで、データの保存期間が2年の制限に問題がなければ無料で利用が可能です。
導入にあたって決めておくこと
なんとなくアクセス解析を導入したとしても、実際に活用するのは少し難しいかもしれません。
少なくともホームページを使って何をしたいのか(目的)と、どんな訪問者に見て欲しいのか(ターゲット)、さらにその訪問者に何をして欲しいのか(目標)を決めておく必要があります。
この3つをしっかりと打ち出しておくことで、初めて具体的な問題点や改善点を検討することができるようになり、アクセス解析のデータの恩恵に預かることができます。
もしもホームページをお持ちでアクセス解析を活用できていないようでしたら、上記3つのポイントの目線でデータを眺めてみてください。新しい発見があると思います。